2009年11月14日土曜日

スパコンの事業仕分け

ニュース等で報道されている様に、
スパコン計画が事実上凍結されるらしい。

このスパコン計画、通称京速計算機は、
もともと、NとHとFの共同で受注していたのだが、
Nが計画からおり、
Nから受注する形で計画に参加していたHも計画からおり、
F単独での設計/製造が進められていた。

過去の記事を見る限り、Fはブレードサーバを使って、
スパコンを作ろうとしていたみたいだけれども、
一体どれぐらいの規模のものを作ろうとしていたのか
気になったのでざっと考えてみた。

CPU(Sparc VIII fx)の性能:
1コアあたり128Giga FLOPS×8コア=1CPUソケットあたり1Tera FLOPS

ブレード一枚あたりの性能:
1ブレードあたり2CPU構成だとすると、1ブレードあたり2Tera FLOPS

つまり、京速=10Peta FLOPSを実現しようとすると、
最低5000ブレード必要な計算になる。

ハイエンドブレードサーバのブレード5000台、
言い換えるとCPU10000個、
ワークステーション5000台の受注がなくなるというのは、
かなり今後の事業を左右するのではなかろうか。

次世代スパコン、事業仕分けで事実上の「凍結」と判定 - ニュース:ITpro
[http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091113/340529/]
「京速計算機」は最速SPARCベース スカラー単独に決定 - ITmedia News
[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/17/news057.html]
【PC Watch】 富士通、世界最速のSPARC64 CPU「SPARC64 VIIIfx」
[http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090514_168533.html]
【SC07】富士通が国プロのベースとなるスパコン、
「投資は惜しまない」と伊東副社長 - ニュース:ITpro
[http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071115/287231/]

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